斉藤りえの「歩み」と「想い」

斉藤りえの「歩み」と「想い」

■北区議会議員として

私が25歳の時に、「筆談ホステス」としての経験を一冊の本にまとめ、全国各地の講演会などでその体験や自らの半生をお話する機会をいただき、多くの皆さんに共感を頂戴しました。さらに、31歳で北区議会議員にトップの得票で初当選。聴覚に障がいを持つことは、音声言語によるコミュニケーションに大きな障壁を持つことであり、議会での活動は困難の連続でした。それでも、議会事務局、北区役所、そして先輩議員の方々から、党派を超えて私が不自由なく議員活動ができる環境整備に温かな理解と工夫をいただき、今でも感謝の想いに堪えません。当事者が政治の世界に入ることで、少しずつだけれども確実に変わっていくものがそこにはあって、そうした「当事者性」の大切さを痛感した4年間でした。

■聴覚障がいを持つ政治家として

かつて女性参政権を獲得する歩みがそうであったように、そこに前例を作っていくことは、道なき道を開拓していくことであり、とても難しいことですが、新しい存在が議会に入ることで大きく進む施策や文化の醸成があると信じています。また、超高齢社会の日本において、加齢や病気によって障がいを持つことは誰にとっても実は身近なことであり、誰しも避けられないことでもあります。こうした現実において、障がいを持つ当事者が見えている景色は、誰にとってもやさしく、誰もが幸せを享受できる社会を作る上で欠かせません。車椅子や全盲の先輩たちが勇気を持って道を切り開いていったように、私も障がいを持つ当事者として、常に新たなステージへの挑戦を続けていきます。

■ひとり親として

私は、小学校4年生の娘と生活をしているひとり親でもあります。日本では、まだまだひとり親に対する後ろ向きな見方があり、婚姻の有無によって扱いが異なるなど、法整備の部分でも課題を抱えています。生き方の多様な選択を尊重し、どのような道を選んだとしても、非合理な壁に阻まれることのない寛容な社会をつくることこそが大切です。ひとり親支援や女性の社会進出など、これも当事者のひとりとしての取り組みを進めていきます。

■多様性を認め合う豊かな社会のために

この国は、長い歴史の中で、多様な文化や価値観を大切にしてきた側面もあると思います。伝統を守りつつも、異なるものを受け入れ、新たな価値を創造してきました。しかし、現代社会を取り巻く状況は、性差別やヘイト、SNSでの中傷などに代表されるように、他者への理解に欠ける悲しい出来事が増えているように感じています。私は障がい者だけではなく、マイノリティをはじめとするあらゆる差別やヘイトに立ち向かいます。多様な存在を互いに認め合い、「こどもも高齢者も障がい者も誰ひとり取り残さない東京」をつくるのが、私の次なるチャレンジです。

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