デフバレーの大会「デフカップ」に参加いたしました
先日は、デフバレーの大会に参加してまいりました。
「デフバレー」という言葉を知っている方は、どの程度いらっしゃるのでしょうか?
障がいがお有りの方のスポーツ大会ですと、パラリンピックは知らない方がいないほど、多くの方がご存知でしょう。
「デフバレー」とは、聴覚障がいがお有りの方が行うバレーボールのことです。
▶ 詳細は、一般社団法人 日本デフバレーボール協会 http://www.jdva.jp/ をご覧ください
バレーボールにかぎらず、陸上・バスケットボール・サッカー・柔道・卓球・水泳など、様々な競技を行う「デフリンピック」も行われています。
こちらは、オリンピック・パラリンピックと同様に、それぞれ4年ごとに夏と冬に行われています。昨年は冬季大会がロシアで開かれました。2017年にはトルコで夏季大会が予定されています。
▶デフリンピックについての詳細はこちらをご覧ください。 https://www.jfd.or.jp/deaflympics/
耳が聞こえないと、集団スポーツの難易度はとても高くなるそうです。例えば、ボールをパスして欲しいときも、声で「パスを欲しい」と伝えられません。自分が味方選手の後ろにいるときは、声をかけても自分の位置に気付いてもらえません。
そこで、チーム・ワークがとても大切になってきます。
先日私が参加した大会は、「デフカップ」という大会です。
デフ(聴覚障がい者)+カップ(大会杯)を組み合わせた言葉で、聴覚障がい者のみで行われる大会のことです。
2001年より始まり、毎年1回開催されております。国内で行われる聴覚障がい者向けの大会としては、全国ろうあ者体育大会(9月)、全国障害者スポーツ大会(10〜11月)と並ぶ規模の、大きな大会です。毎年、300名〜400名の方が参加されております。
私のチームは、デフリンピックでご活躍されていた岡本かおりさんを中心に集まったチームでした。
私も学生時代はバレーボール部でしたので、以前より友人だった岡本かおりさんに、「ぜひ、みんなでデフカップに出ましょう」と声をかけさせていただき、今回のチームが実現しました。
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▶岡本かおりさんのご経歴
デフリンピック出場4回のメダリスト
・デンマーク大会5位入賞
・イタリア大会、金メダル
・オーストラリア大会、銀メダル
・台湾、銅メダル
その後デフリンピックの知名度の低さに痛感しデフリンピック応援プロジェクトチーム立ち上げ 代表を勤め、デフリンピックの知名度を広めています。
その他も目で聴くテレビ手話キャスター、手話講師
「HANDSIGN流手話ダンス」の本の手話監修など
ろうのマルチタレントとしても活動。
全国各地へ講演しにまわっています。
ブログ
https://www.facebook.com/KaoriOkamoto1211
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岡本かおりさんを中心に全国より急遽集まった「ドリーム なでしこ」は、元全日本代表、世界に誇るエース等、素晴らしいメンバーが集結されたチームでした。
初対面の方もいらしていたにもかかわらず、見事に3位決定戦まで残る事が出来ました。
皆様の仲間を思い遣る心が、チームワークに繋がった結果と存じます。
仲間を思い遣る心、チームワークの大切さを改めて、痛感致しました。
私も補欠として少しだけ試合に出させて頂きましたが、20年振りのバレーボールは、感覚や距離感が掴めず、思うように動けず中々きついものでした。
甘く見ていたことを反省しつつ、来年のデフカップに向けてバレーの練習を始めて参ります。
岡本かおりさんはじめ、なでしこチームの皆様、完全燃焼でしたね。
燃え尽きるまで、頑張ってくださり有難うございました。大変お疲れ様でした。
デフカップ一般社団法人デフバレーボール協会主催の皆様、関係者の皆様のご協力の賜物に敬意を表し心より、感謝申し上げます。
優勝チームは、現全日本代表候補が何人かいらしていた「神奈川」チームに見事勝利した、元日本代表経験者もおありの「一期一会」です。
男性の優勝チームは、「好きやねん」。スパイクの速さに圧倒されました。
オリンピック・パラリンピックだけではなく、デフカップ、デフリンピックという大会が、あることも、多くの方に知っていただけますと大変嬉しく存じます。
来年のデフカップも、川崎市とどろきアリーナで開催される見込みです。
私も参加する予定でございます。
是非、多くの応援にいらしてくださいますようお願い申し上げます。
東京都 北区議会議員 斉藤りえ
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