バリアフリー調査を行いました
先日、株式会社ミライロの皆様とご一緒にバリアフリーの調査を行ってまいりました。
4月にバリアフリーに関するアプリを公開されるようで、事前の調査です。
バリアフリー情報共有アプリ「Bremen」
http://bremen-maps.jp/
私自身、聴覚障害者ですので、障がいがお有りの方への理解はしているつもりでしたが、実際に車椅子に乗り行動して、驚きました。
普段、何となく歩いている道であってもとても進みにくいのですね。
私自身、バリアフリーを目指し、北区でも政策作りや提案を行ってまいりました。
ところが、実際に当時者の方と共に行動してみないと分からないことが多々ありました。
店内への入口のバリアフリーは、進んでいるものの店内に入ると、幅が狭く通れない状態も多々見られました。
車椅子に乗りながら、お店の入り口の扉も様々な種類がありますが、開けるのに、大変だったり、危険だったり、と実際に体験して学びになったことが沢山ありました。
また、私自身、娘を乗せたベビーカーを押していた頃の不便さを色々と思い出しました。
バリアフリーに取り組まれているものの、今一歩配慮が足りていない施設が多く見られました。
車椅子で、調査を行なっている最中には、歩きスマホの方にもぶつかりそうになりました。
そういった観点からも、バリアフリーや配慮を広げていく必要性を感じました。
車椅子の方ですと、切符売り場の画面が見えにくく、また届きにくいのです。
TSUTAYAでも上の棚は見えにくく、届かないのです。
ATMでも同様の事が言えます。
このバリアフリーのアプリは、車椅子をお使いの方のみではなく、
・オストメイトトイレの有無
・ユニバーサルマナー(ご高齢の方や、障がいがお有りの方への対応)ができるか
・補助犬に対応しているか
・スロープの有無
など、様々な観点からバリアフリー状況を見ることができます。
障がいといっても、お困りごとは一括りにはできません。
アプリは、各街のバリアフリー状況が分かるものです。
詳しくはこちらをご確認ください。
※バリアフリー情報共有アプリ「Bremen」
http://bremen-maps.jp/
聴覚障がい者の私にとっては「筆談ができるか」といった観点も気になりました。
健常者の方のみの為に作るのではなく、様々な障がいがお有り方も、使用しやすい仕組みを作り、改善していく事が大事でしょう。
健常者の方も、今は元気で健康でいらしても、いつ、事故に遭い、怪我をされたり、病気をされたり、歳を取ると耳が遠くなられるかもしれません。
障害者の方、高齢者の方に、優しい街づくりは、皆さまにとっても、優しい街なのです。自分の未来でもあるのです。
今回、初めて参加させて頂きましたが、大学生や若い方が多く、バリアフリーに関して熱心に、取り組まれてる姿勢にとても心強く、嬉しく存じました。
皆様が望まれている本当のバリアフリーを、実感出来るよう、Bremen調査隊の今後の活動を支援してまいります。
是非、北区にも、調査に来て頂きたく存じます。
貴重な機会をいただいた株式会社ミライロの垣内代表はじめ、関係者の皆さまの賜物に、敬意を表し、感謝致します。
有難う存じました。
東京都 北区議会議員 斉藤りえ
最近のコメント