東京大学で講義を行いました
昨日、東京大学で講義する機会をいただきました。
「多様性」をテーマとする講義で、毎回いろいろな方を講師としてお呼びしているそうです。
■ダイバーシティデザイン講座多様性社会を知る -違いを認め合う社会づくり-
障がいだけではなく、LGBT(性的少数者)の活動をされている方などもお呼びしているそうです。
同じ聴覚障がいをお持ちの松森果林さんも講師をされる予定だそうで、私も学生に混ざって話を聞いてみたいくらいです。
講義の中では、「日本の政治が、障がいがお有りの方をどのように位置づけているのか」についてお話させていただきました。
私自身も立候補して、そして議員になって困ることがたくさんあるのですが、日本の政治の中では障がいがお有りの方は「介助」(健常者が助ける対象)となっているように思います。
そのため、障がいがお有りの方が立候補することや政治家として活躍することを想定しておらず、そのため困ることもたくさんありました。
環境次第では、障がいがお有りの方であっても健常者以上に活躍ができると思いますので、ぜひ、今後そのような環境を作っていきたいと思います。
講義の後半では学生からの質疑応答や意見交換を行いました。
皆様とても熱心で、「私はこう思うのですが、どう思いますか?」と非常にしっかりした質問や意見をいただきました。
中でも印象的だったのが、
「幼い頃から障がいがお有りの方と接する機会を作ることが大事だと考えています。そのために、例えば学校の先生の中に、障がいがお有りの方がいても良いと思います。しかし、障がいがお有りの方が教員資格を取るためには特別なサポートがない状況です。」
という、とても素晴らしいご意見です。
私もいま、来年の4月から施行される「障害者差別解消法」の具体的な対応に関して勉強しておりますし、今後の議会でも積極的に取り上げていこうと思っているところです。
今回いただいたご意見も参考にさせていただきながら、積極的に提案して参りたいと思います。
東京都 北区議会議員 斉藤りえ
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